ゼロからわかる創業融資 Vol.5|融資審査の期間は1〜2ヶ月、申し込みから実行までの全流れ
こんにちは、Fukuoka Startax税理士事務所です。
「融資の審査ってどのくらいかかりますか?」という質問をよく受けるんですが、実は多くの起業家が「審査期間を誤解」しているんですよね。「申し込んでから2週間で結果が出る」と思い込んでいる人も多いんです。
正直に申し上げると、融資審査には「事前準備」「申込」「審査」「実行」という複数のステップがあり、全体で1〜2ヶ月かかることがほとんどなんです。そして、各ステップでの対応を誤ると、審査期間がさらに延びてしまうんですよね。本記事では、融資審査の全体像と、各段階でやるべきことを具体的に解説します。
■ 融資手続きの全体像:4つのステップ
融資を受けるまでの流れを、大きく分けると以下の4つのステップになります。これらを理解していないと「思ったより時間がかかった」という事態になってしまうんですよね。
ステップ1:事前準備(申込前)
最初のステップが「事前準備」です。ここをしっかりやるかどうかで、その後の審査がスムーズに進むかが決まるんですよね。
- 創業計画書を作成する(1〜2週間)
- 通帳や領収書などの書類を用意する(1週間)
- 公庫の窓口で相談する(1回)
- 必要な修正をして計画書を完成させる(1週間)
この事前準備の段階で「公庫の窓口で相談する」というステップが非常に重要なんです。創業計画書を持ち込んで「この計画は現実的か」「書類は揃っているか」という確認を事前にしておくことで、申込後の審査がスムーズに進むんですよね。多くの起業家がこのステップを飛ばしてしまうため、後から「書類が足りない」「計画書の修正が必要」となって、結局時間がかかってしまうんです。
ステップ2:申込手続き(1〜2日)
いよいよ融資の正式な申し込みです。このステップは比較的短く、1〜2日で完了します。申込書類を提出し、公庫の窓口で受付けを受けたら、このステップは終了です。
ステップ3:融資審査(1〜2週間)
申し込み後、公庫が「本当にこの申請者に融資を出してもいいか」という審査を行います。このステップが「融資審査」と言われる部分で、通常1〜2週間かかります。ただし、ここからが重要なんですよね。
審査の過程で「書類が足りない」「計画書の数字について説明が必要」ということになると、公庫から「追加書類を提出してください」という連絡が来るんです。そして、あなたが対応するまでの時間が、審査期間に追加されるんですよね。つまり、ここでの対応が遅いと「1〜2週間」が「3週間以上」に延びてしまうんです。
ステップ4:融資実行(1週間)
審査が通り「融資承認」という決定が下りたら、最後のステップは「融資実行」です。つまり、実際にお金があなたの口座に入るというステップですね。これには通常1週間程度かかります。
■ 全体で1〜2ヶ月が目安
上記の4つのステップを全て合わせると、以下のようなタイムラインになります:
- 事前準備:3〜4週間
- 申込手続き:1〜2日
- 融資審査:1〜2週間
- 融資実行:1週間
合計で「4〜8週間」つまり「1〜2ヶ月」が目安になるんです。ただし、これはスムーズに進んだ場合なんですよね。ここに注意という点では、「追加書類の提出」「計画書の修正」が必要になると、さらに1〜2週間延びることもあります。
■ 融資審査の過程で起こる「質問」や「指摘」
融資審査の過程では、公庫から様々な質問や追加書類の要求が来ることが多いんです。これを理解していないと「審査が落ちたのでは?」と不安になってしまうんですよね。
よくある質問・要求の例
- 「売上見込みの根拠を詳しく説明してください」
- 「自己資金の出所を示す通帳コピーをください」
- 「競合企業との差別化ポイントは何ですか」
- 「経営者の経歴書をもう一度確認したいのですが」
これらの質問が来ること自体は「融資が落ちかけている」という意味ではなく「公庫が細かく確認している」という証拠なんですよね。むしろ、質問に丁寧に対応することが、融資承認への道につながるんです。
具体例です。あるIT企業の経営者は、売上見込みについて「月200万円」と書きました。公庫から「その根拠は?」という質問が来たのです。そこで彼は「既存顧客からの予約が確定している30件」「新規見込みが月30件」「1件あたりの単価が3万円」という詳しい資料を提出しました。結果として「この計画は現実的」と判断されて融資承認となったんです。
■ 融資期間を短縮するための3つのコツ
融資審査を少しでも早く通すには、いくつかのコツがあります。
コツ1:事前準備を徹底する
「事前準備なんて不要」と考えて、いきなり申し込むと「書類が足りない」「計画書の修正が必要」となって、結局時間がかかるんです。公庫の窓口で事前に相談し「この計画書で大丈夫か」「何か足りない書類はないか」を確認しておくことで、後からのやり直しを防ぐことができるんですよね。
コツ2:公庫からの質問に素早く対応する
公庫から「追加書類をください」という連絡が来たら、できるだけ早く対応することが重要です。1週間遅れるだけで、全体の審査期間が1週間延びてしまうんですよね。追加書類の要求があったら「その日のうちに準備する」くらいの気持ちで対応することが大切です。
コツ3:連絡先をすぐ対応できる状態にしておく
公庫から電話や郵送で連絡が来た時に「今は対応できません」という状態は避けるべきです。融資申込中は「公庫からの連絡にはすぐ対応する」という体制を整えておくことが、時間短縮につながるんですよね。
■ まとめ|融資は「申し込んで2週間で終わり」ではない
融資審査にかかる期間は「1〜2ヶ月」が目安です。多くの起業家が「申し込み後1〜2週間で終わる」と思い込んでいるため、実際には「予想より時間がかかった」と感じるんですよね。
大切なのは「事前準備」「審査中の対応」「融資実行」という全体の流れを理解することなんです。そして、創業のタイムライン上で「いつ融資が実行されるのか」を逆算して計画することが重要なんですよ。
例えば「4月に開業したい」なら「2月中旬に事前準備を始める」必要があります。こうした逆算的な計画があれば、融資のタイミングがズレることなく、スムーズに開業できるんです。
融資審査のタイムライン管理や、開業スケジュールについてご不安な方は、こちらからお気軽にどうぞ。
公庫 創業融資・無料診断
5つの質問に答えるだけで、借入可能額の目安を判定します。
※本診断の結果は、融資の実行を保証するものではありません。
費用は一切不要です
